日   時 : 平成18年9月7〜8日
場   所 : 三重県 鳥羽市、伊勢市
目   的 : 林業研究グループ近畿地区ブロックコンクール
団   体 : 全国林業研究グループ

7月の「林業研究グループ中四国地区ブロックコンクール」に続き、三重県で開催された「近畿ブロックコンクール」に7,8日と行ってきました。

広島から三重と言うと割と遠い。
朝6時半の電車に飛び乗り、新幹線、東海道線、大阪環状線、近鉄と乗り換えて、三重県鳥羽に着いたのは12時前。
駅の中の食堂で、急いで食事。
何を食べようかな〜。と、目に飛び込んだのは「伊勢うどん」・・・
なんだ?伊勢うどん?聞いたこと無いぞ?
元来麺類は好物なので、早速注文してみました。
出てきたのは、


普通よりちょっと腰の有る麺に、濃厚なつゆが普通の4分の1くらい。
味は、あっさりしてて、私は好きかも(^_^)v
時間も無かったのでゆっくり味わってる間も無く、急いで書き込んでバスの待ち合わせ場所へ・・

が・・・
迎えのバスが居ると言う、ロータリーに行ってもそれらしきバスはない・・・
いっそのこと、このまま帰ってしまおうか?
まぁ、来た記念に駅の写真でも撮って・・



さて・・と思った瞬間に全林研の事務局さんから電話。
「安田さん、私はもう着いてますから、帰っちゃダメですよ。
もうじきバスが来ますから乗ってくださいね!
旅費はここに有るんですからね・・・」

くそっ!読まれてる。痛い所を着いてくる。。(ToT)
しぶしぶバスに乗って、コンクールの会場と本日の宿泊場所のホテルに到着。
ほ〜〜〜、リッチそうなホテル(^_^)
さっきまでの不機嫌さは一掃されてしまった、現金な私です。。。

コンクール自体は、いつも通り始まっていつも通り終わったのですが、
ちょっと違ったのは審査会場の雰囲気(あっ!私、今回は主催者兼審査員としての出席です。)。
詳しいことは書けませんけど、完全にいつもと違いました。
それほど、紛糾した審査会でした(ToT)

夜はいつもの様に意見交換会(懇親会では有りません、意見交換会です。(^.^;)

近畿ブロックの皆さんの話を聞いて、今後の林業について熱く語り合いました。。。。

初日終了!(^_^)v
続きはまた明日!


三重出張の2日目は「現地視察」

今回の目的は、「林業研究グループ近畿ブロックコンクール」の主催者としての出張なのですが、実はこの「現地視察」がとても楽しみだったのです。
届いた案内には、伊勢神宮の「神宮宮域林」や「神宮式年造営庁山田工作所」の見学と書いてあったのです。

どちらも普段、なかなか足を踏み入れることが難しい所。
それを、担当の方のお話しを伺いながら見学出来るなんて、なんてすばらしい!!

朝から、雨が降っていたのですが、そんなことは全く気にならないくらいにワクワクしてました。

まずは、伊勢神宮にお参り。神宮式年造営庁山田工作所
平成25年に式年遷宮が行われると言うことで、その準備が着々と進んでいました。

お参りを済ませると、バスに乗って、まずは神宮宮域林へ

宮域林全体は、2つに分けられます。
第1宮域林・・・面積1094haで禁伐区域。神宮を取り囲む様に指定してあります。
第2宮域林・・・面積4352ha。そのうちの約3000haはヒノキの人工造林地。

今回見学するのは、第2宮域林。


ここは御造営用材生産のために木材の生産を行ってきているそうです。
一回の遷宮に必要な木材は約1万m3(丸太で約14万本)必要で、これまでは主に木曽方面からの入手に頼ってきたそうですが、
この度の遷宮には、この宮域林からもいくらかの木材を使用するようです。
林の中のヒノキには、ペンキで印がしてあります。


2本の物は、200年で100cm以上を目標にしている「大樹候補木」
1本の物は、60cm以上を目標にしている「御造営用材候補木」
これらの木を200年で100本残そうと言う計画。
今は、まだ造林を初めて100年くらいですから、まだまだ先の話。
でも、5回先の遷宮の時には全てここの木材でまかなえるんですね〜。

続いては、神宮式年造営庁山田工作所。
遷宮のための造作作業を行う所です。
ここに、丸太が運ばれてきて、製材され、各種の加工がされて行くのです。
さすがに製材には、製材機が据えて有りましたが、以降の加工は全て手作業とのこと、本当はそれを見てみたかったのですが、今回はそこまでは無理でした。
でも、貯木の状態から製材されるまでの課程を見させて頂きました。

貯木は、「水中貯木」。ため池の中に何とも無造作にほおり込まれたヒノキの丸太。


どう安く見積もっても、一本100万は下ることがない様な丸太が、所狭しと浮かんでます。
全部でいくらだ?・・・と・・・ここで、こんな事考えるから、いつまで経っても凡人なんでしょうね〜(ToT)

水から引き上げられた丸太は、必要な長さに切断されて、「墨付け」がされていきます。


年輪を数えても、250以上は数えられない様な丸太に、どの建物のどの部材とこの段階で、きっちりと決められていくそうです。

製材された物がこれ


「皇 西宝殿 妻壁板」と書かれています。

それにしても、現時点で揃えられる最高級の品質の木材を、惜しげもなく使っていく「式年遷宮」
最も忙しいときには、宮大工が60人くらい必要になるそうです。
こうやって、昔の技術を次の世代に伝えていくことが出来るのでしょうね。

これにて今回の予定は全て終了です。